真珠の種類①

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こんにちは!今日は真珠の種類についてお話ししたいと思います。

 

『天然真珠』・・・人の手に頼らず、偶然貝の中で出来たまさに「天然」の真珠。それを作り出す素材や外観は、その貝殻と基本的に同じです。いわば「貝の中に出来た丸い貝殻」が真珠です。『真珠の歴史』で書きましたように、それはとても貴重な物です。真珠層と呼ばれる構造を持った物が一般的ですが、そうでない物も一部あります。時々「核が入っていないから天然真珠です」というような説明を見聞きする事がありますが、核が入っているかどうかと天然かどうかは全く関係ありません。

 

『養殖真珠』・・・人の手を介して、母貝の中で貝の代謝によって生産された真珠。古来多くの人々が貴重な真珠を養殖する事に挑戦してきましたが、それが実用化されたのは約100年前、御木本幸吉氏ら数人の手によるものでした。現代の真珠養殖の技術のルーツはこの日本にあるのです。「貝の中に核を入れると真珠が出来る」と思われている人も多いと思いますが、核を入れるのは形を丸くする為で 核を入れない養殖方法もあります。御木本幸吉らは、貝の中に「外套膜(がいとうまく)」という貝殻をつくる部分の切れ端が偶然入り込んだ時に真珠が出来る事を突き止め、それを人為的に行う事で真珠の養殖を成功させたのです。

 

『本真珠』・・・古くは天然のアワビ真珠に使われた言葉で、アコヤ養殖真珠が作られるようになると本物の真珠という意味を込めてアコヤ養殖真珠の事を本真珠と呼ぶようになりました。ですので私どもで過去お求め頂いたアコヤ養殖真珠の保証書にも「本真珠」と書いてある物があります。しかし最近は淡水真珠などでも「本真珠」と表記されている物が多くなり、本真珠=イミテーションではない という意味になってしまってきているので、今の保証書には「本真珠」という表記はしていません。

 

『和珠』(わだま)・・・これも「アコヤ養殖真珠は日本特産の真珠」という意味でアコヤ養殖真珠を表す言葉として使われてきました。しかし最近はベトナムなど海外でもアコヤ真珠の養殖が行われるなど定義が曖昧になって来ているので、使わなくなりつつある言葉です。

 

『南洋真珠』(「南洋珠」とも)・・・アコヤ養殖真珠に対して、海外産の白蝶貝の養殖真珠をさす言葉。ですが黒蝶貝の養殖真珠も合わせてこう呼ばれるなど紛らわしい場合もあるので、個々に「白蝶養殖真珠」「黒蝶養殖真珠」と分けて呼ぶようになって来ています。

 

『淡水養殖真珠』・・・河川や湖沼などに生息する2枚貝からとられる真珠です。淡水養殖真珠は近年非常に流通量が増え、安価な物が多くなっています。核を入れた有核の淡水養殖真珠と、核を入れない無核の淡水養殖真珠があります。養殖する場所などによってオレンジ、バイオレット、ワインなど多彩な色が付きます。

 

『アコヤ養殖真珠』・・・アコヤガイから採られる養殖真珠。日本が誇るアコヤ養殖真珠は、「てり」と呼ばれる真珠特有の輝きがとても強く美しいのが特徴です。その美しい「てり」は、日本の冬の低い海温の中で育まれます。ですから真珠の「浜揚げ」(収穫)は一年で最も水温が低くなる時期に行われます。でも水温が低すぎると貝は死んでしまうので 管理が大変です。大きさは最大で直径約10mm。貝の大きさからしてそれ位が限界なんです。(ごく稀に例外あり)ですから8mmを超えると大粒の部類に入ると言っていいでしょうね。色は基本的に白を基調とします。

 

『黒蝶養殖真珠』・・・クロチョウガイという貝から出来る養殖真珠。クロチョウガイはアコヤガイより大きい為、その真珠もアコヤ養殖真珠に比べ大粒の物が採れます。色は人工的に着色して黒くしている訳ではなく、最初からその色として出来ます。以前は非常に高価だったのでバロックと呼ばれる変形の珠が中心でしたが、最近は養殖技術の向上によって真円またはそれに近い物がかなり手頃な値段になり、それに従いお悔やみの席でも黒蝶養殖真珠を着けられている方が多くなってきました。日本の石垣島などでも養殖されていますが、今日ではその95%がタヒチ(南太平洋フランス領ポリネシア)で養殖されている為、「タヒチアンパール」とも呼ばれます。黒~ブルー、グリーン系の深いボディーカラーにピンクやグリーンが虹のように浮かぶ黒蝶養殖真珠は、まさに大人の女性の為のジュエリーだと言えます。

 

『白蝶養殖真珠』・・・オーストラリアやインドネシアといった暖かい海で養殖されるシロチョウガイというこれも大きな貝から採れる養殖真珠。やはりその大きさが最大の特徴で、10~13mmを中心に、15mm以上、特別大きい物では20mmというものも。また「ゴールデンパール」と呼ばれる金色の真珠もこの白蝶養殖真珠のバリエーションの一つです。大粒ならではの華やかさが魅力です。 さあ、細かくなってきましたが付いて来て頂いていますでしょうか?(笑) でもまだまだ種類があるんです。 ですので続きは次回に、ということで。

 

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